産油国 oil-producing country 2006 1 15

以下の文章は、2004年に掲載したものを再構成したものです。

 産油国というと、中東諸国を連想しますが、
実は、日本も、産油国です。
 現在でも、新潟県や秋田県で、原油が生産されています。
もちろん、産出量は微量で、国内自給率は1%にもなりません。
 しかし、明治時代には、「石油王」と呼ばれた人がいました。
新潟県には、石油開発時代の歴史が見学できるところがあります。
 「日本書記」には、「越国から燃土、燃水が献上された」という記述があります。
新潟県の新津地方では、古くからの石油が、地表に、にじみ出ているところがあったのです。
新潟県内の温泉は、油田の試掘の途中で発見された温泉が、数か所あると聞きました。
 意外にも、日本は、石油資源が豊富だったと言えるかもしれません。
しかし、それでも、石油は、日本産を使うよりも、外国から買った方が、割安なのです。
 これは、円高に関係があるかもしれません。
かつて、1ドル360円の時代があったのです。
しかし、今は、1ドル100円に近づいています。
それほど、円が強くなったのです。
 どうも、円高というと、株式市場は、マイナスに考えてしまいますが、
プラスの面だってあるのです。

































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